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保育をめぐる情勢
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いろはにほいく ちえぶくろ [29]
私たちの声が届く政治に変わるのでは!

芳村 慶子 (大阪保育運動連絡会 事務局長)


 10月27日(日)衆議院選挙の投票日でした。みなさんは投票にいかれましたか?自民党の裏金問題に対して「許せない」という国民が多く、自民党と公明党で過半数を割る結果となりました。不安定な政権になったという人もいますが、私はこれまで数の力であらゆる政策を押し切っていた政治から私たち国民の声が届く政治に変わるのではないかと期待がしています。

マニュフェストの実現を求めましょう

 選挙前の各政党のマニュフェストを見ましたか?今回の選挙で議員が増えた政党のマニュフェスト(子育ての部分を抜粋)を紹介します。
 今回大きく議員を増やした立憲民主党は「保育・介護・障がい福祉等の従事者の待遇改善を順次実行する0〜2歳も含め就学前教育・保育の無償化を推進。高校の授業料は所得制限を撤廃し、完全無償化」。れいわ新選組は「高校卒業まで子ども手当月3万円(所得制限なし)。保育料、給食費、子ども医療費、学童利用料無償化。保育園の配置基準を見直し、子どもたちにもうひとり保育士を」。国民民主党は「0〜2歳の幼児教育・保育無償化の所得制限撤廃。義務教育を3歳からとし、高校までの教育費や子育てにおけるあらゆる施策の完全無償化。介護職員、看護師、保育士等の給料倍増」。
 3党とも乳児の保育料を無償にする事そして保育士の処遇改善を掲げていました。マニュフェストの実現を迫っていくために今取り組んでいる署名を広げて、議員に切実な声を届けるチャンスです。特に乳児の保育料は高額です。
 「私のお給料が保育料に消えていく…」とつぶやいている保護者の声をよく聞きます。乳児の保育料を無償化すれば国民民主党がいう「手取りを増やす!」に繋がるのではないでしょうか?

自治体の保育担当課も要望

 現在、大阪府内の自治体保育担当課と懇談をしています(自治体キャラバン)。いくつかの自治体が、なんらかの方法で保護者の経済的負担を軽減したいと考えていました。しかし「厳しい財政状況からなかなか具体化できない。国に費用負担してほしい」。それに加え深刻な保育士不足を克服するために「保育士が魅力ある職業として希望者が増えるよう更なる支援をしてほしい」という声が聞かれました。
 みんなで要望していきましょう!

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